今回は「札幌芸術の森」の各施設の説明や、入館料・アクセス方法、見どころなどをご紹介していきたいと思います!
(札幌芸術の森)は、市内中心部から少し離れた大自然に囲まれた閑静な場所に設営された、総合美術複合施設になります。
札幌で生まれ育った私は、幼い頃から何度も両親に連れて行ってもらい、芸術の森の広大な敷地内を公園代わりに駆け回って遊んでいたものです!
その後も、郊外の自然の中の心地良さに魅せられて定期的に施設を訪問し、芸術の奥の深さというものを、年齢を重ねる度に新たに気付かされながら今に至っております。
観光などで札幌芸術の森を訪れてみたいという方に、大自然と一体化した素晴らしい美術施設の概要を、こちらのページで出来るだけ分かりやすくご紹介していけたらと思います!
目次
札幌芸術の森の基本情報
基本情報
スポット名 | 札幌芸術の森 |
営業時間 | 9:45~17:00(6~8月は17:30まで) ※札幌芸術の森美術館の入園は閉園の30分前まで |
休園日 | 4月29日~11月3日は無休、11月4日~4月28日は月曜日休園 ※月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日 ※年末年始(12月29日~1月3日) |
入園料 | 入園無料 ※美術館・駐車場等の一部施設は有料 |
園内マップ
札幌芸術の森美術館
こちらは「札幌芸術の森」のメイン施設となります。
国内・海外の美術イベントや展覧会などの特別展は、全てこちらの(芸術の森美術館)で開催されています。
芸術の森へ足を運ばれる方の大半は、ここで行われる有名芸術家の展覧会などがお目当てなのではないでしょうか。
私もこの美術館で、ここ何年かの近いところではスウェーデンを代表する陶芸家「リサ・ラーソン展」や、オランダの工芸アーティスト「テオ・ヤンセン展」などを観覧させて頂いたのですが、作品の展示も観賞しやすく配置されていたり、参加体験型のブースが設営されていたりと、思い出に残るとても素晴らしく楽しい展覧会でした。
あなたの大好きな芸術家の展覧会が、こちらの美術館で開催される事があるのならば、要必見だと思いますよ!
札幌芸術の森野外美術館
屋外には、四季折々の表情を見せる広大で豊かな大自然に、地形や天候の変化などを考えながら上手に彫刻美術作品を設置・融和させた(芸術の森野外美術館)があります。
大自然そのものがひとつの作品とも言える膨大な美術空間に、訪れた方は圧倒されること間違いなしでしょう!
工芸館
こちらは工芸にまつわる施設になります。
工芸作品の常設展示や工芸関係の展覧会の開催、その他、染・織工房も常設しているのがここ(工芸館)です。
クラフトギャラリー「ベストポケット」
こちらのギャラリーでは、北海道の工芸作家の作品を中心に、日本全国の作家さんの作品なども集めて、展示・販売も行っています。
私も芸術の森に来ると必ず立ち寄り、作品を鑑賞しながら気に入った作品を購入させていただくこともあるんですよね。
染・織工房
そして、ここ(染・織工房)では、職人さんによる手織り作品の制作・作業風景をご覧になれます。
札幌で明治時代から3代にわたって伝統工芸を残し続けていらっしゃる松崎孝一さんが、繊細な作品を織る姿を拝見していると、是が非でもこの伝統や技術を後世に残していただきたいと、切に願ってやみません。
芸術の森センター
芸術の森の敷地のほぼ中央に位置する(芸術の森センター)には、札幌芸術の森事務局、レストラン・カフェや休憩スペース、そして前述した「芸術の森野外美術館」の券売所(入口)もこちらにあります。
ごちそうキッチン「畑のはる」
(畑のはる)は北海道の旬なお野菜をふんだんに使い、お野菜本来の美味しさや魅力をお伝えしている、ビュッフェ形式の日本食メインのレストランです。
私も何度か頂いたことがございますが、お野菜の素材そのものの味を活かし、素朴で優しいどこか懐かしい家庭的なお味が魅力的なレストランになりますね!
芸術の森センターの2階にあり、大きな窓からは屋外美術館の広大で素晴らしい大自然の風景が一望できます。
ランチタイムにホッと一息・・・ぜひとも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
カフェ「ラ・フォリア」
(ラ・フォリア)は、クロワッサンと紅茶の専門店です。
バターたっぷりのクロワッサンに、切り込みを入れて具材を挟み込むクロワッサンドが売りのCAFEです!
濃厚な生クリームと共にフレッシュなフルーツ&ジャムを挟んだものや、北海道ミルクのジェラートに濃厚ミルクジャムをかけてサンドしたものなどの、スイーツ感覚なクロワッサンと、シャキシャキレタスと共にポテトサラダ・ツナサラダ、そしてベーコン&トマトをサンドした、空いたお腹もしっかりと満たしてくれる主食系クロワッサンもあります!
ランチにもアフタヌーンティーにも、もってこいのカフェとなっております。
芸術作品の観賞で美術感覚を満たしたあとは、「畑のはる」や「ラ・フォリア」で、空いたお腹をしっかりと満たしてあげましょう!
その他の施設
その他の体験・観賞型施設
- 佐藤忠良記念子どもアトリエ
- クラフト工房
- 有島武郎旧邸
貸工房
- 陶工房
- 織工房
- 木工房
- 版画工房
- 染工房
- 陶芸窯
貸施設
- アートホール
- アトリエ・ロッジ
- 野外ステージ
などがございます。
例えば(有島武郎旧邸)は、「カインの末裔」「或る女」などの著書で有名な有島武郎が、東北帝国大学農科大学(現、北海道大学)教授であった1913年(大正2年)に、自身の設計で造設された邸宅です。
元の住所は、現在の札幌市中央区北12条西3丁目でしたが、後にこちら芸術の森に移築し、復元保存されて現在に至っています。
私は、新緑の中の静寂にたたずむノスタルジックでモダンな有島武郎旧邸を眺めていると、海外の古い時代の森の中にタイムスリップをしたかのような感覚になりました。
芸術の森には(野外ステージ)もございます。
ここでは、ジャンルを問わず数々の音楽フェスや、演劇・舞踏、ダンスパフォーマンスなど、プロからアマチュアまで様々なイベントが開催されています。
私事で言いますと、SAPPORO CITY JAZZの「ノースジャムセッション」をこちらの野外ステージで鑑賞させていただいた時には、迫力のあるアンサンブルが大自然の中に溶け込んでいくシチュエーションに、この上なく感銘した覚えがありますね。
その他、工房・施設(貸工房・貸施設)では、要予約で工房や施設を借りてご利用することが出来ます。
私はまだ利用したことはありませんが、個人からグループまで貸し出しを行っているようなので、ここで実際に芸術に触れてみて趣味の幅を拡げるのも良いかな、なんて思っています!
住所・アクセス方法
住所・電話
〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75番地
TEL:011-592-5111 代表
TEL:011-591-0090 札幌芸術の森美術館
TEL:011-592-4122 クラフト工房
公共交通機関でのアクセス
地下鉄南北線「真駒内」駅より、中央バス2番乗り場から【空沼線・滝野線】に乗車し、「芸術の森入口」または「芸術の森センター」で下車。
◆所要時間
〔地下鉄〕南北線
札幌駅 ⇔ 真駒内駅 17分
〔バス〕中央バス
真駒内駅 ⇔ 芸術の森 15分
◆バス運行時間
地下鉄真駒内駅から、約15分間隔でバスが運行されています。
※真駒内駅2番乗り場発のバスは、全て「芸術の森入口」で停車します。
※10:00~16:00までの00分発、30分発は「芸術の森センター」行。(冬期間はバス発着時刻の変更あり。時刻表をご確認ください。)
◆ご利用施設の降り場
「芸術の森入口」
札幌芸術の森美術館、工芸館、クラフト工房、有島武郎旧邸、各工房(版画工房以外)
「芸術の森センター」
札幌芸術の森野外美術館、アートホール、レストラン(センター)、野外ステージ、版画工房
◆バス運賃
大人300円/小人150円 ※地下鉄乗り継ぎ料金あり
まとめ
「札幌芸術の森」の各施設の説明や、お楽しみ方などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
芸術の森の広大な大自然の全てをも、ひとつの芸術作品として一体化させた膨大なスケールの美術館は、訪れる全ての方の心を魅了させることでしょう。
この記事で「札幌芸術の森」に興味をお持ちになられたなら、是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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